あいくちが良い、悪い |
この相手とは相撲が取りやすい、(悪い)どうしても勝てない |
あい四つ |
互いにに得意とする差し手(右なら右 左なら左)が相手の脇の下に入る。
右のあい四つ、左のあい四つ、得意が左右逆の場合 喧嘩四つ |
明け荷 |
力士の化粧回し、締め込み等を入れておく行く李 十両以上が持てる
竹で編み和紙を張り漆で塗り固め四股名を大きく書いた道中かばん |
あごをかます |
頼まれ事を断る |
浅い |
下手を浅く差す。次の技に移りやすい |
足が流れる |
体の動きに足が着いてこない |
預かり |
物言いが付き決着が付かない時 相撲協会が結果を預かった、今は無い |
あたまを付ける |
相手の胸に自分の額を付ける |
あてがい |
相手の攻めの手のひじ又は二の腕に自分の腕を下からあてがい攻め難くして反撃する構え |
あんこ |
特に太った体型、魚のあんこうの連想、やや太めは中あんこ |
あんま |
下位力士が上位の稽古相手になり上位力士の体の調整台となる.と同時に
下位力士の稽古にもなる |
いいとこ売る |
わざと面白い事を言っておいしところを持っていく受け狙いの事、作り話の場合も有る |
いかをきめる |
イカが墨を吐いて逃げる様に勝ち逃げする、泥棒をして逃げた者の事も言う |
生き体 |
土俵際でもつれて双方勝敗がはっきりしない時、逆転能力が残っている方の体勢 |
勇み足 |
相手を吊り出すか寄り倒す場合相手の足が土俵内にわずかでも残っていて自分の足が
わずかでも出ていれば勇み足、自分の足が出ていても相手の足が土俵から出ていれば送り足 |
いたみわけ |
取り組み中に片方の力士が出血する様な大怪我を負った場合引き分けとなる事 |
一番出世 |
前相撲で5日目までに規定の勝ち星を挙げ翌場所の序ノ口に上がる新序の資格を得た者 |
いなす |
相手が思い切り突っ込んで攻撃して来たところをまともに受けず自分の体の右か左をわずかに後に引いて
相手の攻撃力を避けて弱める動作 |
いれかけ(入れ掛け) |
相撲の途中、突然の雨などでやむを得ず中止すること。巡業予定に余裕があれば、当日の入場券で翌日
見物させるし、でなければ料金の払い戻しをする。けだし”力士を殺すにゃ刃物はいらぬ、雨の三日も降れ
ばよい”の俗謡が生まれた。現在は体育館での興行が多い |
うきあし(浮き足) |
両足の土踏まずを土俵にすりつけるようにして前後左右に動くのが相撲の運び足の基本とされるが、浮き
足は逆。かかとを上げたり、爪先を上げたり、ひどい時にはピョンピョン飛跳ねるように足を運ぶこと。これで
動くと投げやイナシを食いやすく、勇み足にもなりやすい。力士にとって浮き足はタブーである |
うちわ(団扇) |
行司が勝負判定に際し、使用する軍配(裁きうちわ)のこと |
うわて(上手) |
相手の右(左)腕よりも左(右)腕が外側にある状態。⇔下手 |
うんえいしんぎいいんかい(運営審議委員会) |
協議の運営に関するお目付け役。昭和32年9月設置。相撲に深い理解を有する7人以上15人以内の学
識経験者からなり、任期は2年 |
えびすこ |
腹いっぱいに食べること。昔、恵比寿講の集まりでごちそうを腹いっぱい食べることの風習から出た。「えび
すこが強い」といえば、大食漢のこと。腹いっぱい食べることを「えびすこきめる」という |
おおいちょう(大銀杏) |
十両以上の関取衆が取組、土俵入りなど公式の場で結う、刷毛先が銀杏葉のようなマゲ。幕下以下でも
十両との取組、初っ切り、甚句、弓取り、断髪式などではこの大銀杏を結って土俵に登場する |
おおがしら(大頭) |
幕下筆頭のこと |
おおぜき(大関) |
大関は昔の最手(ほて)である。即ち力士の最強者のことで、初めは東西に一人ずつ置いたものであるが、
これも明治の半ばに番付の欄外に張出大関というものを置き、以来東西を通じて5人の大関をみることも
ある。その名称の起こりは開府以来のことで、力士がことごとく相手方を破って最高優勝を決めたとき「関を
取る」といい、これから今日の「関取」という言葉が生まれた。大関はこれより出たもので、「関取」に大の字
を付して一層高地位に置いたものであろう |
おくりあし(送り足) |
相手を完全に吊り上げて土俵外へ運び出すときに、相手の体と一緒に出る足が一瞬先に土俵外についた
とき、これは「送り足」といって負けにならない。しかし、吊り上げたとき相手の足が少しでも土俵内の砂に
ついていれば、これは「勇み足」で負けになる。勝負規定第7条にこの規則がある |
おこめ |
お金、小遣い。昔関取は大名に召し抱えられ扶持米をもらったため、給料のことをおコメといい、ここからお
金のことをおコメという習慣が残った |
おす(押す) |
おごらせること |
おっつける |
相手に差されたり、突っ張られたとき、これを封じるために自分のワキを固くして外側から、相手の腕を下か
ら上へ、腰を入れて絞り上げるように押しつけること。方法は多種であるが、要するに差さないように、差さ
れないようにすること。相手の力を殺し、防ぎから攻勢へ移る非常に大事な体勢である |
おんをかえす(恩を返す) |
稽古をつけてもらった先輩力士を本場所の土俵で負かすこと |