相撲 興行場所、日数の歴史 

相撲の歴史を考察する上で必要と考え掲載しました

相撲の興行は寛文年間に大阪で寄進を目的とした勧進相撲興行が行われていました。寄進をしない勧進相撲興行が解禁されたのは元禄15年:1702年 大阪 堀江の阿弥陀池 和光寺境内での興行でこれが職業的興行相撲の最初となり現在の大相撲の発生元といえます。
江戸相撲の縦型番付けが作られた宝暦7年:1757年の10月に蔵前八幡社で行われた相撲興行が江戸相撲の開始とみなし寛文年間から現在の興行迄を表示致します。

興行場所 年代 興行日数
寛文 興行場所
         
          大阪:恵比須島
寛文年間:1661〜1673年  不明
元禄 興行場所
         
          大阪:和光寺
元禄15年:1702年 不明
宝暦 興行場所
         
          蔵前八幡社、深川八幡社、芝神明、神田明神
宝暦7年:1757年10月〜14年3月 晴天8日間
明和 興行場所 
           深川八幡、芝神明、本所回向院、市ヶ谷八幡
          芝西久保八幡、市ヶ谷佐内坂、深川三十三間堂、芝神明
明和元年:1764年10月〜8年10月 晴天8日間
安永 興行場所 
           深川八幡、本所回向院、芝神明、本所一ツ目、
            蔵前八深川御船蔵前八幡旅所、深川三十三間堂 
安永元年:1772年11月 晴天8日間
2年11月 晴天8日間
3年11月 晴天8日間
4年11月 晴天8日間
5年11月 晴天8日間
6年11月 晴天8日間
7年3月 晴天10日間 開始
8年11月 晴天10日間
9年10月 晴天10日間
天明 興行場所 
           本所回向院、蔵前八幡、深川八幡、
           市ヶ谷長竜寺
天明元年:1781年3月〜8年11月 晴天10日間
寛政 興行場所 
           本所回向院、蔵前八幡、芝神明、
           深川八幡、神田明神、大阪難波新地
寛政元年:1789年3月〜12年10月
寛政元年:1789年 大阪難波新地
寛政2年11月 回向院、雷電が関脇から付け出され出場し初優勝をしている。
晴天10日間
享和 興行場所
           本所回向院、蔵前八幡、
           深川八幡、神田明神
享和元年:1801年3月〜3年10月  晴天10日間
文化 興行場所
           本所回向院、茅場町薬師、蔵前八幡、
           西久保八幡、神田明神、芝神明、 深川元町神明
           浅草観世音、麹町捨町目心法寺
文化元年:1804年3月〜15年2月  晴天10日間
文政 興行場所
            本所回向院、蔵前八幡、芝神明、蔵前大護院
            茅場町薬師、湯島天神
文政元年:1818年10月〜13年3月  晴天10日間
天保 興行場所
天保元年:1831年11月本所回向院 晴天10日間
2年2月芝神明 晴天10日間
2年11月本所回向院 晴天10日間
3年11月本所回向院 晴天10日間
4年2月茅場町薬師 晴天10日間
4年10月本所回向院 晴天10日間
天保4年:10月以降本所回向院にて春冬2回毎年興行を決定
明治40年1月迄 本所回向院が定場所となりました。
明治 興行場所
7年1月 春冬興行が春夏となる
40年 5月 東両国元町の本所回向院境内に相撲常設館建設の為
両国橋東河岸元町の空き地にて小屋を作り4場所興行している
42年6月 回向院境内に常設館を設置 晴雨に拘らず10日間の興行を行い
千秋楽には幕内も出場した。
晴雨に拘らず10日間
43年1月 常設館の名称を国技館と改名
大正 興行場所
6年11月 国技館が失火焼失した。
7年1月〜8年5月迄4場所 東京九段靖国神社 晴天10日間
9年1月 両国国技館再建 晴雨に拘らず10日間
12年5月 両国国技館 晴雨に拘らず11日間
12年9月 関東大震災で両国国技館消失
13年1月 名古屋市 晴天10日間
昭和 興行場所
2年3月 大阪市  晴天11日間
東京と大阪の各協会合併により東京場所の春夏以外に3月10月に地方本場所設置
2年10月 京都市 晴天11日間
3年3月 名古屋市 晴天11日間
  10月 広島市 晴天11日間
4年3月 大阪市 晴天11日間
   9月 名古屋市 晴天11日間
5年3月 大阪市 晴天11日間
  10月 福岡市 晴天11日間
6年3月 京都市 晴天11日間
  10月 大阪市 晴天11日間
7年2月 両国国技館 晴天10日間
   3月 名古屋市 晴天10日間
  10月 京都市  晴天11日間
  10月 地方本場所興行が10月京都市をもって終了
12年5月より両国国技館 13日間
14年5月より 15日間
19年5月 両国国技館が軍部により接収され東京後楽園球場 晴天10日間
19年11月 東京後楽園球場 晴天10日間
晴天10日間 被災した両国国技館 晴天7日間
   11月 被災した両国国技館 晴天10日間
21年11月 メモリアル ホール:国技館 13日間
22年6月 明治神宮外苑 晴天10日間
    11月 明治神宮外苑 晴天11日間
23年5月 明治神宮外苑 晴天11日間
   10月 大阪仮設相撲場  晴雨に拘らず11日間
24年1月 東京浜町仮設国技館 晴雨に拘らず13日間
   5月 東京浜町仮設国技館 晴雨に拘らず15日間
   10月 大阪仮設相撲場  晴雨に拘らず15日間
25年1月 蔵前仮設国技館  これより東京は蔵前が定場所となる 晴雨に拘らず15日間
   9月 大阪仮設国技館  晴雨に拘らず15日間
26年9月 大阪仮設国技館 晴雨に拘らず15日間
28年1月 初、春、夏、秋の4場所制となる
   3月 大阪市内 晴雨に拘らず15日間
29年9月  蔵前国技館完成
15日間
32年11月 九州福岡市   これより年5場所制となる 15日間
33年7月 名古屋市  これより年6場所制となる 15日間
60年1月 両国国技館完成   現在に至る 15日間
令和2年3月 大阪府立体育会館    コロナウイルス対策で無観客試合となりました。 15日間
令和2年5月 国技館    コロナウイルス対策で中止となりました。
令和2年7月 国技館    コロナウイルス対策で場所を名古屋から国技館に変更となりました。


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